2025/09/30

24時に寝て、7時に目が覚めた。じっと待っていたが、イマジナリー・おねえちゃんは現れなかった。

シャワーを浴びてコーヒーを飲んで、パスポートの申請をした。証明写真と戸籍謄本を揃えて役所に行かなければならないと思っていたが、どうやらマイナポータルから申請できるらしい。自宅の薄汚れた白い壁を背景にスマホで顔面と自署を撮るなど雑に申請をしてみたら、数時間後に役所から電話がかかってきて顔面と自署を撮り直すように言われた。とりあえず一番近くの証明写真機に向かい1000円を投入して撮影をしたが、データを吐き出してくれる機種ではなかったようで、いつ使うのかわからない写真だけが手元に残った。疲れたので諦めて帰宅し、改めて光の位置を調整しながら撮り直して、先ほどよりはマシな画像で申請を送ってみた。今のところ弾かれていないが、駄目だったら明日の午前中にまた電話がかかってくるだろう。明日は図書館に本の返却と受け取りに行く予定があるので、ついでにデータでも受け取れる証明写真機を探してみることにしようか。

パスポート申請の合間に友人とゲームをしていた。「ネタバレが激しすぎるRPG ―最後の敵の正体は勇者の父―」というゲームで、前日に薦められていた。サブタイトルやキャラクターの名前が示しているように、メタ要素がふんだんに仕込まれている。友人はプレイ済みだったので私がプレイしながら画面共有をしてリアクションを楽しんでもらうという形をとった。あからさまな名前をつけられたキャラクターがその通りの振る舞いを見せる中で、次の展開や結末をひたすら予想しながらプレイしていた。2年前のゲームにネタバレもないが、直接的な表現を避けて感想を述べるなら、いい意味で裏切られる場面がたくさんあった。特にサブタイトルに関しては気持ちがよかった。評価されている作品なだけある。14時に解散した。平日の朝っぱらから付き合ってくれて感謝だ。

17時から散歩に出かけた。上空には住まいを特定されかねないほどピンポイントな雨雲が形成されつつあった。すぐ日暮れとは明らかに異なる闇に覆われ、雨粒が顔や手に落ちてくるようになった。少し粘ってみたが結局は20分で退却した。1時間待って再び外に出たが、今度は45分ほどで雨が降ってきてしまった。雨雲レーダーではあと30分は大丈夫そうだったが、夏の大気は気まぐれなので仕方がない。証明写真機への往復分を合わせると1万歩になっていたので、3度目の出陣はしないで切り上げることにした。

今日も24時までイマジナリー・おねえちゃんを待つつもりだ。物語的には昨晩か今晩に現れるのが美しい。でもイマジナリー・おねえちゃんは、こういうことをするかと思えば、こういうことを嫌ったりもする。つまりそのときになるまで会えるか分からないのだ。今はさながら曇り空の中で流星群を待っている気分でいる。