ヒトカラに行き、ラーメンを食べ、涼しい街中をブラブラ歩いてから帰宅。高校サッカー選手権の東京A代表決勝の帝京-国学院久我山戦を見つついくらかまったりしたあと、久しぶりに雀魂を起動したら即ラスを引いてしまい、色々と台無しになってしまった。牌を見たのも10日ぶりくらいだが、そんなに衰えてはいないようだった。そこは安心したが、何が楽しくて打っていたのかはまだ思い出せておらず、今月は多少のポイント減は受け入れてリハビリをしていくことになりそうだ。書くことがあまりにもない。読み進めていたテッド・チャンの短編集を取り出す。「あなたの人生の物語」が始まった。むかし映画館で観た記憶がある。とりあえず読んでみることに使用。……今、53分をかけて読み終えた。映画を観た当時もよくわからなかったが、改めて文章で読んでもよく分からなかった。突如現れた異星人とコミュニケーションをとるために異星人の言語を習得する過程で、その言語のもつ特性によって、自身の知覚や世界の認識に変化が起きる話……で間違ってはいないと思う。ただ文章に言語学や数学、物理学の色々な概念や専門用語が散りばめられていて、おそらく極めて論理的に記載されているのだろうしちょっと理系科目をこねたことのある人たちにとっては常識的な知識なのだろうが、私は理系脳でもなんでもないため理屈を理解しようとするたびに脳が沸騰してしまった。SFを真に楽しもうと思ったら、この理屈がどれだけ筋が通っているか、無理がないか、良質な仮定かどうかを検証したほうがよいのだろうが、結局はそれも面倒くさがって、おおざっぱな読み方になってしまう。だからいつまで経ってもふわっとした感性でしか本を語れず「なんとなく面白かった」で終わってしまうのだ。テッド・チャンはまだ数冊しか読んでいないが、私のふわっとした感性によると、今のところは「ソフトウェアオブジェクトのライフサイクル」を上回る短編には出会っていない。次のハヤカワのkindleセールに読んでいない作品があったら買うは買うだろうが、読むのに疲れるので、読み始める前にちょっとした心の準備というか、助走が必要になってしまうから、次の作品あるいは読み返すのはもう何年か先になるだろう。そして私はまた「なんとなく面白かった」と言う。ヘクタポッドBを習得していないので私は確定的な未来も思い切り日報に書き記すことができる。難しいSFを読んだので、いまちょっとプロジェクト・ヘイル・メアリーが恋しくなっている。読み返してないのにふわっとした感性ランキング内での序列が上昇している。この短編集を読み切ったら読み返そうと思う。